人材育成研修として、S株式会社よりご依頼いただき、新しく管理職になられた方向けに部下育成力アップを目指して「叱り方研修」をさせていただきました。
人材育成の現場でよくお聞きするのは、「指導する立場にある人が、パワーハラスメントと捉えられることを気にして、叱ることが必要な場面でなかなか叱ることができない」ということです。正しく叱れない上司の部下は、部下の行動は改善されず、現場で周囲が頭を抱えているケースが多いとも聞きます。 叱る時、部下を指導する時、何を言うか、どのように言うかという前に、「たとえ厳しいことを言ったとしても、パワーハラスメントと捉えられないような関係=部下との信頼関係」を日ごろから築くことが大切です。 今回の研修では、叱り方をお伝えする前に、部下との信頼関係を築く「傾聴」を練習していただきました。 そのあと、効果的でない叱り方として「感情で怒る」「理詰めで説教をする」を実践し、叱られる側(部下)の気持ちを体感していただき、続いて、効果的な叱り方を練習していただきました。 ご参加くださった新任管理職の皆さんは、最初は社内ということもあり照れもおありになったようですが、前向きに取り組んでくださいました。 人事のご担当者様からは 「講義はとても好評でした。 最後に感想(気づき)を発表する時間をとっていただいたのですが、 感情で怒ることの危険性や理詰めで叱っていた自分に気づいた受講生が多かったです。 効果的な研修になったのではないかと感じています。」 というご感想をいただきました。 皆様のますますのご活躍をお祈りしています! ありがとうございました。 |
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【ご参加者からいただいたご感想(アンケート抜粋)】 ・やや感情に任せた怒り方になっていたと思います。 自分の感情をぶつける前に、相手の意見や考えを聴こうと思います。 ・理詰めで追い詰める行動パターンを改めたいと思います。 ・大変参考になりました。どうしても理詰めになりがちなので、最初は意識してマニュアルを思い出しながらやってみたいと思います。 ・部下と共に進んでいく大切さを再確認しました。 ・事実承認はうまく取り入れていきたいです。 ・叱り方の技術は分かっていましたが、やはり実践が必要だと感じました。 ・つきつめれば、自分の軸を持つことかなと思いました。 ・家庭でも使えると思いました。 |
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担当講師:土元 紀子 |