実は、やる気とは「感情」と「生理反応」の間にあるので、なかなか自分ではコントロール出来ません。 自分で出来ないものを、赤の他人が何とかしようとするので、さあ大変!です。
そんな手強いやる気を、あえて出してもらうためには、 唯一、本人のコントロールができる、「思考」と「行動」を変えてもらう必要があります。
生きている間ずっとやる気のない人はあまりいないので、時が経てば、案外やる気は復活しますが、そんなに待ってはいられない。何とか頑張って欲しいし、今が大切な時だったりします。
そこで、今回は、自分以外の人のやる気を促すためのコツを考えましょう。
① 目の前の目標や問題に対して、「やる意義」を見出すお手伝いをする。
これをやり遂げたら、自分の人生にこんな意味が出てくるかもしれない。と、やる意義を引き出してあげましょう。意義を感じたら、人はエネルギーが上がります。「それをやり遂げたら、どんな意味が出てくると思う?」是非そんな風に優しく聞いてみてください。② 少しの変化でも前進すると思えるように、出来ることに目を向けてもらう。
大きな壁にぶち当たると、大きな変化をしなくてはいけないと言う思いに駆られます。人は本質的に変化には抵抗があり、エネルギーが要るので、やる気を出すには、小さいことからでも「出来た!」と思うことが重要です。まずは出来そうなことから進むよう促しましょう。スモールステップを考え、提案してみましょう。③ 自己肯定感が高まるような関わりをしてあげる。
「私なんてだめだ・・・」と、自己否定に入っている場合、その根底にある希望を引き出すことは重要です。例えば、「なぜ、こんなに自分は出来ないのか・・・」と考えている場合、「出来るようになりたいと望む自分がいるのでは?」と、本人の気持ちに寄り添って伝えてみましょう。自己否定から少しは出られるかもしれません。
④ 「やる気がないときもあるかもね」と、あせって進めようとしない
あえて、「そんな時もあるよね~」と見守るほうが早くやる気を出してくれるときもあります。見極めてください。まだまだヒントはありますが、
以上のような視点でコミュニケーションをとることが相手のやる気を促すためには重要です。
周りの人のやる気を促す前に、まずは自分が問題だ!そんな声も聞こえてきそうですが、 周りの人への影響や、変化を目の当たりにすると、案外自分のやる気も上がったりするかもしれません。
一度お試しあれ!!